【自己肯定感向上コーチング】それをやる人・できる人だと相手を扱う

2019年8月20日

自己肯定感向上コーチ・マインドフルネススペシャリストのあかるか(@akalka_coaching)です。


相手をやる人・できる人だと扱う

 

人は扱われたようになる

「相手をどう扱うか」は、人を育てる上で必須の観点です。

 

「相手をどう扱うか」という表現だとわかりにくいかもしれないので、例を挙げてみます。

 

例えば、何かにチャレンジしようとしている人がいるとします。

あなただったら、その人にどんな声をかけますか?

 

「あなたならできるよ!応援してるね」(相手をやる人、できる人だと扱う)

「そんなことして大丈夫?心配だな」(相手を不安のある人、不十分な人だと扱う)

「そんなことあなたにできるの?」(相手を可能性の小さい人だと扱う)

 

いかがでしょうか。その他の声掛けをする人もいるかもしれません。

場合による、という人もいるかもしれませんが、傾向として自分がどんな言葉を掛けやすいかを知っておくのは今後人と関わる上で大いに役立ちます。

 

相手にどう扱われるかは自己肯定感に影響を及ぼす

小さいころに、大人からかけられた言葉で「やる気がみなぎった!」という人もいるかもしれません。

反対に「自分には無理なのか…」と自分に自信が持てなくなった人もいるかもしれません。

どう扱われるか、どんな言葉をかけられるかは、良くも悪くも人の考え方や行動、そして結果に影響を及ぼします。

 

私自身の体験ですが、私は20代前半にコーチングを伝える講師・コーチになりました。

それまでは、もともと人前で話すことさえ避けてきた人生でした。

ですが、あるとき私が話すトレーニングをしているのを、尊敬している人に見てもらったときに「すごい可能性を感じるよ、あなたなら(やりたいと思ってることが)できると思う」と言ってもらったのです。

 

お世辞や勇気づけようとしているのではなくて、本当にそう思って言ってくれていることが伝わってきて、「私にはやれるんだ!」「この人が言うのだからきっとそうなのだろう」と、自然と自分への信頼が生まれたのでした。

 

コーチは、「相手をやる人」として扱う存在です。

それは何か根拠があるからそう扱うのではなく、人の可能性を信頼しているからコーチとして関わる人に常にその立場(「相手をやる人」として扱う)で向き合うのです。

この過去の体験は私のコーチとしての大きな背景になりました。

 

そして、コーチとして色んな経験を積む中で、へこたれることがあっても、「私にはやれる!」という想いが背中を押してくれて、ありたい姿や目標に向かって行動を続けることができました。

まったく経験も実績もない状態から、コーチ・講師として経験を積み、企業研修や個人コーチングを行い、やりたかったことを形にしている。一緒に働きたいと思っていた人たちとコラボレーションして活動している。

11年前の自分が見たらきっとひっくり返って驚くような環境で仕事ができているのも、(自分の頑張りやこれまでのことがあったことはもちろんですが、)あのとき私のことを「やる人、できる人」として扱ってくれた人のお陰だと感じています。

 

「それをやる人・できる人だと相手を扱う」

人を育てたい人、育てている人は、ぜひこの観点をもって相手に向き合ってみていただけたらと思います。

 

「自分をやる人・できる人だと扱う」

そしてこの観点は自分にも通用します。

「自分をどう扱っているか」振り返るとしたらいかがでしょうか?

 

もし何かをするときに、「自分にはできない、難しい」など思うようなら、新しい観点を取り入れるチャンスです。

 

何か未知なことにトライする機会が今後あったら、ぜひ自分のことを「やる自分・できる自分」として扱ってみていただけたらと思います。

 

根拠はなくてOKです。

そう(やる自分・できる自分だと)扱うことから、すべてはスタートします。

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